リーグ戦の開幕。

昨シーズンは開幕9試合で勝ち点2。
最終節で逆転残留を果たしたものの序盤戦のつまづきが明らかに残留を困難にさせたので、今季こそは躓きたくない。

開幕戦の相手はWisia。2年前に国内のFA杯とスーパー杯を制してる普通に実力チーム。史実でリーグ11位と振るわなかったのがむしろ不思議だった。
去年はホームアウェーともに0-1で敗戦しているし、リスクを徹底しているのでカウンタースタイルのPelikan戦は大体塩試合になる。
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プレシーズンを見る限り、攻撃陣は好調だったので、ポーランドのチームの標準的なスタイル(?)の中盤がフラットな4-4-2でミラーゲームを仕掛ける。


元々Waniaが昨シーズン食らった累積警告の処理で開幕2試合に出場できないので、新戦力のPontus,Piatkoxwskiを起用。昨シーズンはDL,DMCでの起用が中心だったHudekは、実はMLの適性もある。むしろ、意外な程にドリブルの能力が高い。
攻撃的なメンバーを並べ、今季のPelikanは一味違うというところを見せたい。

だが、試合は相手にボールが渡って最初の攻撃で得点を奪われてしまう。
1分20秒ほどで得たフリーキックからのロングボール、その跳ね返りのクロスボールのこぼれ球を連続で拾われると、KretkowskiがDFの間でボールを引き出し、素早く反転してシュート。
PA外でまだ距離のある所からの一撃だったが、不運にも対角線上のゴールネットを揺らされてしまう。

スペシャルな一撃でリードを奪われてしまうと、ゲームプランも崩れてしまう。なにしろこの相手には180分間ゴールを決めることが出来ていない。

5分、サイドチェンジを駆使して押し込み、バイタルエリアががら空きになったところに走り込んできたTerleckiが、Bejukの落としを受けて、チーム今季初のシュートを放つが枠の上。

9分にはセンターサークル付近でインターセプトしたHyzyからPontusへ。上手く1人かわしてライン際でスピード勝負を仕掛けるBejukを走らせる絶好のパスを放つ。
Bejukにとっては得意な形になったが強烈なシュートは相手GKのSzyszkoに弾かれ、得点にはならない。
13分にはHudekが倒されてえたFKをBejukが直接狙うと、今度はクロスバーを直撃。決まっていれば素晴らしいゴールになっていたが、ツキがなかなか味方しないでいると、
20分、今度は同じような位置でWisiaがセットプレーのチャンスを得る。
キッカーのZytkoは勝負を選択せず近くのWyczalkowskiにショートパス。少し時間を作ったあとで、ゾーンで守るPelikanDCの後ろでSzmucがボールを引き出すと、ワントラップで見事にSzymoniakをはがし、一瞬ノーマークになった隙を突いて素早いシュート。
右も左にもコースがあった中で左へ撃ち抜くと、これがまたしても決まってしまい2点差となってしまう。
こうなってしまうと相手のパス回しにも余裕が生まれ始め、Pelikanにとってはより押し込まれ、厳しい時間が続くスパイラルに陥ってしまう。

前半の残りの時間は試合を決定づけてしまう3点目を許さずに耐え抜くと、一縷の希望が繋がったのは後半開始早々のこと。

久々に得た相手陣内でのFKで、Bejukは密集地帯を避け、ペナルティエリアの右端で空いているPiatkowskiに預ける。
Piatkowskiのクロスはクリアされるが、Terleckiがこぼれ球を収め、左から絞ってきたHudekへ渡すと、
Hudekは鋭いドリブルでそのまま中へカットインして強烈なシュート。
これもペナルティエリア外からの素晴らしいゴールとなって1点差へ詰め寄る。
Hudekは昨シーズンは得点がなかったが、1列前で起用された途端、期待に応えて記念すべき自身の移籍後初得点、かつチームの今シーズンの初ゴールを決めて見せた。

58分には相手のMLのPeszkoがHyzyへのレイトタックルで一発退場になり、1トップにして守備を固めると、Pelikanも3バックに変更し、Hyzyをより高い位置でプレイさせることを試みる。
Peszkoは失点の起点にもなり散々な開幕戦になった。

ただしWisiaはカウンターの精度もそれなりに高く、押し込まれてはいるが攻撃時は人数差を感じさせない。
逆にPelikanの2トップはスペースを見いだせず良さを活かせないまま時間が経過する。
運動量が必要となる両翼を交代して攻撃の活性化を図るが、クロスの山はなかなか味方に通らず、最終的に仇となった早すぎる失点を取り返せないまま、対Wisia戦は3連敗となった。

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ただし、これまでに比べてチャンスの数は多く、むしろ数的同数の時間帯に可能性を感じた。
ホームのサポーターもある程度は納得のいく内容だったのではないか?
両サイドには、控えも含めて突破力のある選手を配置していて、得点にもチャンスにも絡んでいるとはいえ、今日はクロス成功率0%という数字が1番の課題になる。
Pontusがあまり噛み合っていないというのも課題のひとつになると思うが、これは解決には時間を要するのは致し方ない。
Bejukのパス数の5分の1ほどの数値では、どうしてもBejukの負担が大きすぎる。



2節の対戦相手はSlask。クラブ規模などを考えると明らかに格上のクラブである。
予想順位ではSlaskが6位、前節対戦したWisiaが5位ということで、開幕早々プレーオフ進出候補の難敵が続くが、やはりこちらが思っていることは一つだけ。
難敵が続くとしても昨年のような出遅れだけはしたくない、と。
心情的には勝ち点3が欲しいが、実力差的には引き分けが御の字のアウェイ戦である。
そのあたりの折り合いを付けてのメンバーが以下の通りである。

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Slaskのほうが攻撃意識が高いので、中盤にカバーリングに長けた選手を置かないと、前節のようにDFとMFの間でボールを持たれると大量失点まで有り得る。
Hyzyなどは守備面に見所がある訳では無いが、とりあえずバイタルエリアを物理的に埋められるかどうかにかかっているので、あとは押し込んだ時には攻撃に絡んでもらって、ウイングの突破力で活路を見出していきたい。
そういう展開なので、Pontusの出番はないかも。
今季はKochanowskiをもっと起用していきたかったのだけど、展開によってはこういう1トップも多くなりそうで、控えFWのだれかが不満を溜めそうだ。

試合としてはこのフォーメーションが上手くハマり、序盤はややPelikan優位の展開。攻め込まれはするが、さすがに3ボランチともなればスペースはほとんどカバーできる。体を張ってこぼれ球を拾うと、Slaskの欠点としてボールへのプレスは早くないので、比較的ゆっくりボールを持て、いい展開の時にボールを前に供給できる。
互いがボールを保持するゆっくりとした展開の中で、Pelikanに最初に訪れたチャンスは21分。Bejukが自ら倒されて得たゴール前でのFKを直接狙うと、壁に阻まれてしまうが、そのままCKを得ると、Gredaはこぼれ球を狙うような位置にいるDudaにパス性のボールを供給する。
これに反応の遅れた相手のブロックを受ける前に右足を振り抜くと、25メートルのロングシュートはそのまま決まってしまう。

お世辞にもシュートが上手くはないはずの伏兵のような一撃が貴重なリードをもたらす。

ただ、こうなると格上から反撃を受けるのはどうしようもできず。その中でも前半は上手く立ち回り、決定的なシーンを作り出されずに逃げ切ることに成功する。

そして、追いつかれるのは後半始まったところの48分。
相手の中でも群を抜くスペシャルなプレイヤーであるDudekが自らボールを持ち上がり、中央突破を図る。
バイタルエリアの人数をダイレクトのワンツーパスでかわすと、更にDFに入ったGredaとHyzyをも振り切りペナルティエリア内に侵入したところで完璧なコースを射抜くシュート。
ゴールキックを収めてからほぼ独力で切り崩すパワープレーにPelikanは防ぐ術を持たなかった。
前節は逆に恩恵を受けたが、やはり流れを断ち切ることが出来る後半開始直後というものの恐ろしさを実感する。
その直後の50分にもフリーキックからの簡単なクロスボールをPatalanに頭で合わせられてあっけなく逆転かと思ったが、これはファウルの判定でノーゴール。

流れを変えたいところだったが、1番の脅威は中盤の底から迫力のあるプレーで持ち上がってくるDudekであることはまちがいないが、さすがにどうしてもその位置から早めにチェックをかけにいくことはできない。
Patlatanも危険な動き出しでノーゴールに終わった先程の分を取り返しにいくが、どれも紙一重で枠内に決まらない。

Kazmierczak,Piatkowskiの両翼は終盤までカウンター時に相手の脅威になり続け、Bejukへのフィニッシュで単発で反撃を続けたが、
終盤にはBrzozka,Serockiを投入して完全に勝ち点1を持ち帰る方向にシフト。
相手もFWが精細を欠き続けたことによりスコアは動かず、試合は1-1で終了した。
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当然、このまま試合を続ければ負ける確率のほうが高かったと思うが、得点シーンは両者ともに試合の流れとは関係の無いところからスーパーゴールを決めた。
引き分けが妥当なところ。ただ次節の結果はより重要になったといえる。


3節、GKS Jastrzebieとのホーム戦。この相手は昨シーズン終盤に残留へ繋がる死闘を繰り広げた相手で、これまた攻撃偏重な怖いチームだ。
そして、Pontusの古巣でもあり、その試合では彼に、絶望を味わされる2点目を決められた。

3戦続けての難敵であることは間違いないが、ここ2戦の相手よりは与しやすい、と思われているらしい。

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そんな相手なので、前節ある程度機能した4-3-2-1はそのままに、AMLの位置に古巣対決のPontusを用いる。
この辺りは人情というか、前節、Kazmierczakが素晴らしかっただけに迷った。
そもそもPontusにこの位置の適性はない。ただ、動きの特徴を考えると、2トップで使ってBejukの影で埋もれるよりは良いかも。
ただ、両者ともキレのあるフレッシュな状態でこそ活きる選手なので、併用というか、交代枠の1つは十中八九ここで使うことを前提とした起用と言える。

しかし、試合はまたも序盤にビハインドを負う展開になってしまう。
4分、Pelikanがこの試合初のチャンスを掴みかけたところ。センターラインあたりからのフリーキックに対し、ポジションが前がかりになったところ、クリアボールを拾ったSyzmczykが不用意なボールキープからプレスを受けてボールをロスト。
一旦は攻めを遅らせることに成功するが、じわじわと自陣に封じ込められていたところを好機と見てオーバーラックしてきたMarcinkowskiを誰も見ることが出来ず、ライン際から低いクロスを上げると、Zbikowskiは狭いエリアで巧みにワントラップからコントロールショットを放ちゴールを仕留めた。

3試合目にして初めて完全に崩された形からの失点を喫し、チャンスと見れば総攻撃を仕掛けてくるGKSの強さを味わう。

ただ、こうなってしまうと試合の展開は必然的にオープンなものへと決まってくる。
前回対戦でも守備の脆さを露呈している相手には打って出るほうが勝機があるだろう。
実際、次にチャンスを作ったのはPelikan。ボールを奪ったタイミングでは前線に広大なスペースが残されている。味方間の距離はやや遠いが、一見難しそうなミドルパスが面白いように繋がると、9分にBejukのポストプレイからスペースへ飛び出したPlatkowskiがサイドネットへと決定的なシュートを放った。
16分にも今度はPontusに同様のシーンが生まれるが、相手GKJesionkowskiの好判断で上手くボールを弾かれる。
そのこぼれ球も拾って最後はBejukが自ら狙うが僅かに枠を外れた。
19分、左サイドのスローインから、DudaとHudekがパス交換。敵を引き付けてバイタルエリアにスペースを作ると、BejukのマークについているはずのWrzaskもそれに釣られる。そのタイミングでスルーパスをHudekから受けたBejukは特に動き出していないにも関わらず完全にフリーでボールを受けることが出来た。
そのまま、GKとの1対1を冷静に決めて、簡単に同点に追いついた。
24分には波状攻撃を受け3本連続で枠内シュートを弾く形でCKを奪われるが、耐え凌ぐ。
29分にもFKのこぼれ球を奪って前がかりになったところで奪い返され枠内シュートを受け、そのこぼれ球にも先に反応され詰められるがギリギリ枠を外れる。
39分にもゴールキックの競り合いを奪われたところからWozniakがサイドを切り裂き、クロスボールをNdarwolszに合わせられ、ギリギリでセーブするシーンもつくられる。

結果的には、紙一重といえども強度のある守備でこの時間帯の失点を免れることが出来たことが功を奏した。
42分に、Pelikanが久々にチャンスとなるCKを得ると、キッカーのPontusからのボールを、Wrzaskがクリア出来ずボールをスルーしてしまうと、その後ろにいたMarcinkowskiに当たり、そのままボールがゴールに吸い込まれてしまう。
これで呆気なくPelikanは逆転に成功するが、先制点に絡んだMarcinkowskiには気の毒な、2失点にとも直接幼稚なプレーで絡んだWrzaskにとっては咎められるべき展開で前半を終える。

後半の開始直後に得点失点ともに多くなっているPelikanにとっては気を付けるべき時間帯であったが、Piatkowskiの素晴らしいプレーで追加点を奪うことに成功した。
46分、自陣のバイタルエリア付近でスローインのボールを受けると、相手のチャージがさほどきつくないエリアからとはいえ、そのままドリブルで持ち上がると、30メートルほどの独走の後、Bejukの動き出しを見てDFとGKの間に絶妙なスルーパスを通す。初速で上回るBejukが1歩抜け出すと、またもや1対1の状況を冷静に制し、反対側のネットにボールを流し込んでみせた。
Bejukにとって1得点目はほとんど相手のミスによるゴールだったが、カウンターアタックから今度は能動的に相手を引き剥がしてゴールを陥れてみせた。

Pelikanにとっては理想的な展開で点差を広げることができたが、残り時間はまだ長くこのまま終わらせてくれるほどの点差でないことは十分予想できる。

暫くは膠着状態を維持していたが点が動いたのは65分。1失点目と同じように相手の左サイドから攻略され、今度はライン際のPielorzのクロスをLewandowskiにファーサイドから合わせられて2失点目。
スペースを消す守備には安定感があるものの、やはりピッチの幅を広く使われてからのクロスを混じえた攻撃にはPelikan守備陣はかなり脆さを見せるようだ。
更には67分、くさびを中央で受けようとしたNavwojszのプレーに、Szymoniakが足をひっかけたとしてPKを判決される。

このプレーはかなり微妙なもので、Dudaも主審に激怒の感情を隠さず抗議に行くが、判定は覆らない。
キッカーのSzulikは冷静にGKの逆をついて同点となるゴールを決める。
やはり、打ち合い上等とはいえども微妙な判定で追いつかれると、残念な気持ちは拭えない。
ただ、相手ゴール前では対等にチャンスを作れているPelikanは全く諦めない。相手のスローイン時、TasiorからインターセプトしたDudaは、そのまま相手DFを置き去りに。
ドリブルで抜け出してこの試合最大の決定機を迎えるが、シュートは全く枠に行かず。
その前のプレーでPontusからKazmierczak、さらにHyzyを下げてKochanowskiを投入し、前線を1枚増やす攻撃的采配に出ると、これが大当たりとなる。

83分、Kazmierczakがセンターサークル付近で横パスをカットすると、間髪を入れずにスペースに走り込むKochanowskiへ。GKは微妙に飛び出せない絶妙な位置でボールに追いつくと、自分で狙うには角度がないと判断し後からトップスピードで追いついてきたBejukへ落とすと、勢いに任せて強烈なシュートを放つ。
流れをたぐりよせるために同時に交代で投入された二人が、ゴールへの筋道を切り開き、最後はコースはやや甘かったはずだが、GKの脇をすり抜けるような弾丸が、乱戦に終止符をうつ、Bejukの初ハットトリックとなってゴールネットを揺らした。
その後は、相手DCのTasiorが負傷退場で交代枠を使わざるを得なくなったことなどもあり、GKSに有効に時間を使わせず、Brzozkaの投入など守備に厚さを掛けたことで危なげなく、最後はコーナーキックを蹴る前の所作に時間を使いながら、コーナーフラッグ上にボールがある状態で試合終了の笛を聞いた。

今日は早い段階でオープンな試合展開を覚悟したことが、勝利に結びついた。Szymniakがこのところ失点に絡んでしまっているのが気がかりで、Pontusもコーナーキックから相手オウンゴールを誘う立役者になったが、流れの中で有効に攻撃に絡む場面はほぼ無く、古巣相手にいい所は見せられなかったと言える。
同じ新加入のPiatkowskiは、これまでの試合も含め相当のポテンシャルを秘めていることを伺わせるプレーを各所に魅せる。
右のアタッカーといえば、昨シーズンのファン投票MVPのWaniaの不動の位置だったが、直線的なスペースでの突破力を除けば、器用さではPiatkowskiに軍配が上がる。

どういった選手起用でいくべきか悩ましいところではある。1番嬉しいのは、やはりエースのハットトリック。Bejukも随所では脅威を発揮し続けてきたものの、昨シーズンは僅か5得点と得点が伸びなかったので、得点力が開花するようならこれ以上喜ばしいことはない。
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試合スタッツをみても、終盤の劇的な2ゴールで追いつき引き分けた昨シーズン終盤の対戦時に6対22と大きく水を開けられたシュート数で、ほぼ互角の勝負が出来ていることは大きな進展と言えるはずだ。


この週、Hudekに向けて公式のオファーが舞い込む。
このゲーム、1つのチームがオファーをすると他に関心を持っているチームも雪崩式にオファーを出してくるので、少し慌ただしくなった。

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正直、金欠チームなのでどのくらいの按配でオファーに受領すればいいのかがよくわからないのだが、Hudekの現在の市場価値が500kとのことで、必要な戦力でもあるし、さすがに心の動く金額ではない。
売るのはいいにしても、まだ21歳なので、あと数年待てば絶対今よりは高い評価額になるし。
一応、定時評価額を2.4mに設定しておく。ポーランドの2部リーグだと簡単に出せる額じゃないが、そのくらい貰えるのであれば移籍も認めざるを得ないでしょう。

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大体の興味を持っているクラブが2部の中堅以下のクラブになるので、そんなところにいってもキャリアアップにもなりませんので…。
オファーを勝手に断るとそれだけで不満を抱く選手も当然居ますが、Hudekは特に気に留める様子もないようなので、それは良かった。


そして8月8日はポーランドFAカップのファーストラウンド抽選日。1チームずつ対戦カードが決まっていくのは楽しいです。
結果は、下位カテゴリのHutnikに決まった。

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とりあえず、画像の通り、16の対戦カードがある中で、2つだけ同カテゴリ同士で勝ち残らなきゃ行けない罰ゲームカードがある。
下位カテゴリにも、昨シーズン昇格候補に挙げられながら謎の降格を喫したPiastなど、侮れない相手はいるのですが、とりあえずそういった相手を引き当てなかったのは安堵の一言。
2回戦にだけは進まないと、理事会が満足してくれませんからね。



そして8月10日、昇格組のStal Rzeszowとの第4節を迎える。
昇格組=基本的に残留争いのライバルになる可能性の高い相手なので、アウェーとはいえ絶対に勝っておきたいが、初の昇格組対戦なので、だいたいどのくらいの実力があるのか図って今後の他の昇格組との対決での指標にしたいところ。

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下手に大火傷を負いたくは無いので、とりあえず様子見、というか格上相手を想定するような守備的フォーメーションを全前節から継続してトライしていく。
あと、なぜかこのカードはテレビ中継の対象カードに選ばれている。
ちなみに、現時点でもうひとつ決まっているテレビ中継は10月5日のPoznan戦。残留争いを占う序盤の1戦と思われているかもしれないが、とりあえず無惨な戦いはしたくないところですね。
PontusよりKazmierczakのほうがここのところ動きもよく機能しそうではあるが、逆に切り札的なカードとして温存しておく選択肢をとる。

結果、前節と全く同じスタメンを並べたのだが、試合の展開はうって変わって静かなものとなる。
そのあたりはやはり、相手の立ち位置というか、それほど個の能力で抜きん出た選手がおらず、できるだけリスクも掛からず、守備意識の高いフットボールを志向している感はある。
こちらもそれに合わせて基本的に自陣にある程度の人員を残している分、互いがカウンターを狙いカウンターをさせないような試合をしているので、ほとんど互いのゴール前でのシーンすら生まれない。Pelikanのシュートは21分に初めて生まれるが、相手のブロックの外で回して、シュートコースのない中での流れのもの。
これは力なく、枠からもわずかに外れてしまう。
25分にはNowotkaがDFラインから中盤へパスを送ろうとするが、中途半端なものになってしまったところを、Piatkowskiがカットして時間を掛けずにそのままシュートを選択。やや前に出ていたGKの位置をみて狙い済ました鮮やかなシュートだったが、その分やや威力が足りなかったところ、GKのPetrykowskiが必死に戻って枠外に弾き出し、惜しくも得点は奪えない。
Nowotkaは昨シーズンまでPelikanに所属していたので、今節も相手にとっては古巣対決ということになるが、プレーの随所に不安定さというか、自信のなさが滲み出ているように感じ取れる。

さすがにスコアレスのまま時間が過ぎていって得をするのは相手の方なので、そろそろギアを上げようかと考えていたところだったが、その一つのプレーでまだ仕掛けるのはやめておくことにした。
気の毒だが、Nowotkaが不安定ならば、あえてリスクを侵さずともDFラインのパス回しのミスを付いて得点を奪える展開も期待できそうだからだ。

30分、Rzeszowの初めてと言っていいチャンスは、ロングスローから生まれた。さすがに、流れの中からの攻撃にあまり活路を見いだせない分、そういった工夫はしてくるようだ。

やや不意をつかれたこの攻めに、虚をつかれた感があるPelikanは、ここではそのハイボールを大きくクリアすることができず、拾われたボールで決定的なシュートを放たれる。

Nowogorskiが片手で弾いてCKへと逃れたものの、決められてもおかしくはない場面を初めて創出される。

このCKではまたNowotkaが先にPontusを倒してしまいファウルを取られ、Pelikanにとっては楽に事なきを得るが、Nowotkaは先ほどから悪い意味でばかり目立っている。
チームとしてのチャンスクリエイトが少ない分、セットプレーなどは非常に重要な得点機会になるはずのところだったが、何もする前にチャンスを台無しにしてしまった。

その後も支配率はやや落ちたものの、試合の展開は変わらない。
42分に、またもやNowotkaがハイボールの処理を誤りクリアミス。ちょうどこぼれてきたところにいたHyzyが浮き玉をダイレクトボレーで狙ったが枠に飛ばすことはできなかった。
さすがに近くに味方がいなさすぎたので、シュートを選択するしかない状況だったが上手く狙うにはやや距離が遠すぎた。

後半からHyzy、Terleckiを少し前目でプレーさせることにより、やや攻撃の意識を高めさせたが、目に見えて試合に変化は起きない。
60分、今度はDudaがボールを奪われてしまい、カウンターを受け、1度右サイドへ開いたところからグラウンダーのボールを最後はKlocにシュートを許し危ない場面を迎えた。
守備が整っていなかったので、相手にフリーになる選手が何名もできあがりそうな状況であったが、クロスがマイナス気味でゴールから離れた距離の選手を選択してくれたこと、ならびにシュート精度の低さに助けられこの場面は切り抜ける。

63分、今度はPelikanが角度の無い位置でFKを得ると、Piatkowskiはトリックプレーを選択。自らが蹴ると見せかけて隣で指示を受けるような仕草を見せていたPontusが突如手前で待っていたTerleckiにパス。
その間にPiatkowskiはペナルティエリア内のスペースに走り出し、ボールを受けたTerleckiからパスを引き出すような動きを試みる。
ここに通れば間違いなく決定的なシーンを得ることが出来たが、そうはさせまいと、相手左ストッパーのMidzierskiが必死にアプローチ。実際はPiatkowskiの思惑通りボールが繋がったが、ここで、プレイが見える近い位置にいた副審がこのTerleckiへのチャージに対しファールを取り、主審はPKを宣告。

このPKを、巧みな動きでこの判定を作り上げたPiatkowskiが自ら蹴る。
左隅を狙って蹴ったボールが、ややコースが甘く、Petrykowskiの反応を許すが、さすがに狙ったところに弾くことまではできない。こぼれ球はPKを蹴ったPiatkowskiの元へ転がり、今度はGKの反応できない逆側に向けて蹴りこみ、無事に先制点を得る。
もちろん彼にとっての移籍後初得点となる。
その直後にHyzy,PKとなるファウルを得たTerleckiの攻撃的な2枚を下げ、SerockiとMisiuraを投入。ポジションを開始時の通りに戻し、早速守備固めを図る。
更にBrzozkaを入れることで、押し込まれるシーンは増えたが、相手の攻撃の精度が高くないことを承知の上。

何度か直接狙えるくらいの位置でファウルを与えてしまう機会もあったが、尽く枠には飛ばず、二次攻撃を受ける機会はほぼなし。
遠目からのシュートは打たれたが、体を張って逃げ切り、思ったよりは危なげなく逃げ切りに成功した。

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シュート-被シュート数は今季の中で差を開けられる結果になったが、ある程度相手をコントロール出来たとは言えるだろう。
普通にやれば同様の展開で勝利できる期待値の方が高そうだが、楽観視できるほどの実力差がある訳でなく、補強などによって力を付けてくる可能性もあるので次回の対戦は普通に怖い。
特にずば抜けて良い選手、悪い選手がいたわけではないがPontusはこの展開の中で今まででは1番ボールに絡んだ。
またHyzyは交代までの約70分間でパス成功率100%。これに気付いていればHyzyの交代はしないほうがよかったかも。
前節ハットトリックのBejukも今日はシュート0。無論警戒されているのもあるだろうが、願わくばクローズな展開の中でも、リードして守備固めしている中でも攻撃で違いが作れる選手が出てきてほしい。
その期待の1番手はやはりPiatkowskiになるか。
今日は突破などではさほど目立たなかったが、PKを獲得する起点となったトリックプレーでの動きなどは、これまでのPelikanにはなかったものである。上手いだけでなく賢い選手なんだということも実感できる。
飛び道具的な意味では、最後はBejukにこだわらずWaniaを入れていてもよかったかも。



この結果を経て第4節終了時点でのリーグ順位表。
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まだ始まったばかりなのでなんともいえないが、昨季下位候補で躍進したPoznan,Kmitaが今のところ下位に沈んでいるのは気持ち的にちょっと楽、といったところ。
一番見慣れないところにいるのはPelikanですね。
次次節、その次が現在の2位、3位との対戦になり、ここはさすがにどう足掻いても2連敗が濃厚なので、その前に降格圏に沈むLKS Lomzaを相手に、最低でも引き分け以上の結果は得たいですね。